◆◆◆ 福山 ◆◆◆

 福山の朝は7:15に起床。ホテルの食堂でパンとコーヒーの軽い食事を摂った後、さっさと荷物をまとめてホテルをチェックアウト。8:15に出発しました。

 ホテルからR2に出て、前夜に通ったルートを逆走して尾道へと向かいました。しかし、寝惚けまなこでぼぉ〜と走っていたら、いつのまにやらR2のバイパスの方へ入ってしまいまして。しかたないので、そのまま松永バイパスを通って内陸から尾道へアプローチすることにしました。
 このバイパスも、ちょっとトンネルが多いけれど車の流れはすこぶる良くって、決して悪くないルートでした。

 R2のバイパスからR184にスイッチし海岸線まで走り、そこから再び尾道市街へと入りました。この日は朝からしっかりと尾道を観光する予定でありました。

 

 
ln01ex18s.jpg [18] グリンホテル
 インターネットで直前に予約した福山のビジネスホテル。安さで選んだのですが、いかにもという感じのホテルでした。決して悪くありませんが、都会的なホテルを期待すると外れます。
 しかも場所がわかりにくくって。住宅地の中にぽつんとあるので、見つけるのに苦労しました。
 行商なんかの人の定宿という雰囲気でしたが、でも・・・、女子大生ぐらいの2人組もいましたし。ちと不思議でしたが。


 

◆◆◆ 尾道 ◆◆◆

 尾道市街に入ると、まず観光のスポットになりそうな長江付近にそのまま行ってみました。しかしこのあたりは道が細くて、とてもバイクを停められそうな場所がありません。
 いや、ほんと。車どころかバイクも停めると思いっきり邪魔になりそうなほど狭い道ばかりです。

 しかたないのでとりあえずJR尾道駅まで戻り、バイクに積んであった荷物をコインロッカーに放り込みました。それからもう一度長江口まで戻り、R2の歩道の邪魔にならないところにVTRを駐車。そこから徒歩で尾道見物へと向かいました。

 最初はタイル小路を探して福善寺の付近をうろうろ。狭い路地を入り込んだところで、タイル小路を発見しました。
 ここは映画「時をかける少女」で原田知世が駆け抜けた場所で、尾道のロケ地では最も有名なところ。私もこの映画は学生時代に観たはずなんですが・・・・・、しっかり記憶にありませんでした。
 実際のタイル小路は意外と狭くて、そこにいろいろなタイルが飾られています。有名な場所の割には管理している人もいなくて、タイルを持って帰ったりする不届きな観光客にはどうするのだろうと、いらない心配をしそうなところでした。

 タイル小路からまた狭い路地に抜けて、大山寺、御袖天満宮と迷い込み、そこからまっすぐと県道まで降りてきました。そしてそのまま県道を渡り、次に招き猫美術館へと行ってみましたが、ここは時間が早くてまだ開館前でした。

 ところでここは招き猫の美術館というだけあって、付近には野良猫が多いようで、人気のない美術館前の小路は猫のたまり場となっていました。
 私の姿にちょっと警戒するものの、なぜか逃げようとしない野良猫に気をよくして、ここで15分ほど野良猫ウォッチング。真っ白な子猫が一匹いて、ミャァ〜ミャァ〜とよく鳴いていたのが気に入りまして、しばらくこの子猫を眺めていました。ヾ(^^)ノ

 野良猫ウォッチングが一段落済んだところで、すぐ近くにあった千光寺山ロープウェイに乗って千光寺山の山頂まで行きました。ロープウェイの駅のすぐ横にある展望台から尾道市街を高所から眺め、その次に山の名前となっている千光寺を見物に向かいます。
 千光寺は山頂のすぐ下にありますが、行ってみるとおじさん、おばさん達の集団に占拠されていて大混雑。ヾ(^^; あまりのんびりできそうもなかったので、ざっと境内を見回るとさっさと山を下りることにしました。

 千光寺からは、とりあえずR2まで一度戻ることにしました。ところでこの千光寺からR2までは、いかにも尾道という感じの道を通ります。急な傾斜で階段の多い細い路地が迷路のように広がっていて、マップ片手でも道を迷ってしまいそうでした。
 階段の途中にある、壁に挟まれた幅が1mもないような細道にふと惹かれて入ってみると、実はマップにも載っていないような小道で、予想外の場所へ抜けていたり。また別の路地に入ってみると、これはどこかのお宅の庭につながっていて行き止まりになっていたりして。

 少しばっかり尾道の路地の探索なんてのもやってみましたが、本当に迷路に迷い込んだ童話の主人公の気分でした。

 

 
ln01ex19s.jpg [19] 尾道市街
 千光寺山の山頂の展望台から撮影した尾道市街です。目の前に広がるのが尾道水道で、狭い部分は2〜300mしかありません。
 そして尾道水道を挟んで向こう側にあるのが、向島です。
 
ln01ex20s.jpg [20] タイル小路
 幅が1mちょっとしかないような小路なのですが、その両側にたくさんの色とりどりなタイルが並べられていました。ほとんどが観光客が置いていったタイルのようでしたが、皆さんどこでこのタイルを作ってくるのでしょうね。
 この小路は狭いので、ちょっと足がもつれてタイルめがけて倒れ込んだら、大変なことになりそうです。通り抜けるときは、転けないように充分に注意しないと。
 
ln01ex21s.jpg [21] 尾道の路地
 御袖天満宮の付近で撮影した尾道の路地です。幅が約2mぐらいの、どちらかというと広い方に属する路地です。ここは一面が四角の石で敷き詰められていて、見栄えのよいところでした。反面、ちょっと観光地されているかなという感じはしますが。
 これに比べると千光寺山の麓の路地は、いかにも生活の道路という感じで、あまり飾り気のない路地でした。


 

 R2まで戻ってぐるっとまわり、招き猫美術館へ再び行ってみました。時刻はまだAM10:00前ぐらいだったのですが、幸運にもすでに管理人さんがやってきていたので、美術館の中へ入ることができました。

 美術館の中は本当に猫がいっぱい。昔ながらの民家をそのまま利用しているため、中は畳敷きのままなのですが、畳敷きの各部屋に招き猫をはじめとする猫の置物がぎっしりと置いてあります。猫好きの人々には、もうこたえられないと思います。
 展示物は1Fのみならず、狭い階段を上がった2Fにもたくさん置いてありました。ひとつひとつの置物の猫の表情にとても味わいがあって、見ているだけであっという間に時間が過ぎていくところでした。

 ところでこの招き猫美術館には、一匹だけ生きている猫がいます。この猫は管理人の人が飼っている猫で、毎朝この美術館に連れてくるようなのです。美術館が開いている間は、館内をうろうろしています。
 なぜか私、この猫に妙に気に入られてしまいまして。すりよってくる猫の喉元を撫でてやると、私のすぐ横で気持ちよさそうに身を横たえていました。そしてこのおかげで、管理人の人ともいろいろとお話しすることができまして、少し得をした気分になりました。
 しかしこの猫、本当に私には人なつっこかったです。普通猫って、初対面は警戒するものなのですがねぇ。ヾ(^^)ノ

 

 
ln01ex22s.jpg [22] 招き猫美術館
 長江口から千光寺へと登る道の途中にあります。この道は幅数十cmぐらいの細い道なので、最初はわかりにくいかもしれません。
 美術館の中は猫の置物でいっぱいですが、建物のまわりも猫の置物と絵で取り囲まれています。路地には野良猫も多数いますし、ほんとうに猫だらけという場所です。
 
ln01ex23s.jpg [23] 一部では有名な階段
 この画像に見覚えのある人も多いのではないでしょうか。いろいろなバイク雑誌の尾道特集で、よく撮影場所に使われているところです。最近では某ジ○ン○○ーリングでも使われていました。
 フレンドに行く途中で信号で立ち止まったときに、ふと見つけました。海水を汲んだり、洗い物をする場所だと思うのですが、いかにも古くからの港町だと感じさせる風景のひとつです。


 

 美術館で楽しく過ごさせてもらった後は、お腹もだいぶ空いてきたので、また尾道ラーメンを食べに行くことにしました。今度は某バイク雑誌でトップで紹介されていたフレンドに行ってみることにしました。

 長江口に停めてあったバイクにまたがり、R2から長江通りを通って海岸通りに出て、さらに市役所前を通り、町の東側に向かいます。途中、気になっていた海へ続く階段を見つけたので、そこで写真を撮影。それからまた、海岸通りを浄土寺近くまで走ると、お目当てのフレンドがありました。

 フレンドに着いたのは11時前ぐらいですが、お店はまだ開いたばっかりだったようで、店主のおばさんがまだお店の準備なんかをやっていました。「よろしいですか?」と一言声をかけてお店に入り、カウンターに座って中華そばを注文。手慣れた様子でおばさんが、ラーメンを出してくれました。

 出てきたラーメンについては下の画像を参考にしてもらうとして。実はこのフレンドは尾道の繁華街や観光の中心からは少し外れているため、かなり穴場的なお店だといえると思います。ラーメンはとても美味しい割には、(ちょっと失礼な書き方ですが)お客はそれほど来ていないようで、待たずにゆっくりとラーメンを食べることができます。

 看板やお店の外装だけ華やかな新しいお店で、いかにも尾道ラーメンの人気に便乗しているようなお店で並んで食べるくらいなら、ちょっと中心街からは外れていますが、このフレンドで昔からの尾道ラーメンを食べるほうがずっといいと思いますよ。私のお薦めです。

 

 
ln01ex24s.jpg [24] フレンドの外観
 フレンドの外観はいかにも地元のお客相手のお店で、観光客は相手にしてないような感じ。しかもラーメンは絶品なので、地元での評判は高いようです。看板の「宇宙一おいしい・・・」は、なかなかおちゃめです。
 ところでここは暖簾と提灯が「ラーメン」で看板が「らーめん」。さらにお店の中のメニューでは、「中華そば」となっています。店主のおばさんはどう呼ばれても気にしないのでしょうが、本当の呼称はどれが正しいんでしょうかね?
 
ln01ex25s.jpg [25] フレンドのラーメン
 朱華園のラーメンに比べると、少し濃いめの味でした。ダシがしっかりきいています。もちろん尾道ラーメンの特徴の豚の背脂もたっぷりと入っています。
 個人的に好ましかったのは、後味が非常によくて、妙な臭みやベタベタ感がなかったこと。値段も観光地価格なんてことはなく、350円とリーズナブルでした。ついついまた食べたくなるラーメンです。


 

 フレンドでラーメンを食べた後は、駅に戻りコインロッカーに預けてあった荷物を回収。バイクに載せてR2を広島方向に出発しました。

 R2は山陽の幹線なので走っている車は多いものの、道もよく整備されているので、車の流れはとても良かったです。尾道から三原市を抜け東広島市まで、順調に走り抜けることができました。そして東広島市でR2からR375にスイッチし、西条駅へと向かいました。