◆◆◆ 北九州〜泉大津〜五條市 ◆◆◆

 だいたいにおいてGWは天気が良くないことが多くて、長距離ツーリングをするにはあまり向いていない時期なのです。で、今年のGW突入の数日前、ぼぉ〜とインターネットの長期天気予報を見てみると、GWの天気は前半が良好で後半は崩れるとの予報でした。そうなると、出かけるなら前半だよな〜ということになります。
 このときは場所は具体的には決めていなかったのですが、前々から久々に関西以東に足をのばしたいとは考えていました。できれば紀伊半島か北陸あたりがいいかななんて思っていたのです。
 どっちにしようかとかなり迷ったのですが、やっぱり今年は紀伊半島にすることにして、北陸は次回にまわすことにしました。
 こう決めた一番の理由は、温泉というファクターが最も大きかったんですが。(^^ゞ

 4月30日の夕方、会社を定時でそそくさと退出し、急いで自宅に戻りました。そのまま前日から準備していた荷物をRaidに積み込み、ラッシュアワーの街に出発しました。
 R10(旧道)から県道25へのお決まりのルートで、フェリーのりばのある新門司港へ向かいました。港に着いたのが7時過ぎだったのですが、フェリーの出港が8時30分なので、出港までは1時間強の待ち時間がありました。
 とりあえずは窓口で乗船券を購入しておいてから、ちょっと食事にでかけ、出港40分前ぐらいにまた港に戻ってきました。

 GWの大阪行きフェリーはかなり空いていて、2等席は好きな場所のとり放題でした。さすがに反対向きの船は、こうはいかないでしょうけれど。フェリーではスクーターで九州ツーリングをしてきた大阪在住の40代後半のおじさんと一緒になり、ツーリングのよもやま話なんぞをすることができました。
 行きのフェリーからこうやってライダーと楽しい話ができたことで、その後のツーリングが楽しくいきそうな予感がしていまたね。

 フェリーが泉佐野に到着したのは、予定より約30分遅れの8時過ぎ。
 泉佐野から海岸線に垂直に街中を走りR480に入り、そのまま和泉市まで抜けました。そこからR170に入り、河内長野市まで。このR170は大阪外周道路と呼ばれ、かなり整備されたきれいな道です。私が関西に居た頃はたしかこんな整備されていなかったように思うんですよね。車は多いですけど、なかなか快適に走れます。

 R170からはR371を通って橋本市へ。さらに橋本市から紀ノ川と平行に走るR42を東進して五條市へ入りました。
 五條市のほぼ中央部あたりでR42からR168が南下しています。このR168に入って紀ノ川を渡ると、いよいよ本格的に紀伊エリアに突入です。

 

 
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[1] 紀ノ川(吉野川)
 和歌山市の河口から五條市までは紀ノ川と呼ばれますが、五條市から上流はなぜか吉野川と名前が変わります。これって、なぜ?
 この紀ノ川(吉野川)はR168の橋の横から撮ったものです。ここからだとあんまり大きな川という感じがしませんね。

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[2] 五條市の造り醤油屋
 五條市のR168に入ったすぐのところにある、古い造り醤油屋(醤油醸造所?)さんです。白い土蔵造りの建物がいい雰囲気を出していました。


 

◆◆◆ 大塔村 ◆◆◆

 R168を五條市から西吉野村を抜けて大塔村に向かいました。途中、天辻峠のお蕎麦屋で昼食をとり、さらに道の駅吉野路大塔でちょっと休憩。
 この道の駅吉野路大塔では、私が行った時にちょうど八重桜が満開でした。八重桜はソメイヨシノに比べて少し開花時期が遅いので、紀伊では5月のGWごろが満開だったようです。
 北九州市街では桜といえばソメイヨシノしかなくって、私にはこの八重桜はちょっと新鮮でした。なんとなくふっくらという感じで、同じ満開の桜でもこんなにも雰囲気が違うものなのですね。
 なんかソメイヨシノ以外の桜も、もっとみんな楽しめばいいのにと感じました。

 道の駅からさらにR168を南下します。R168は十津川に沿って走っていますが、十津川村へと入ったあたりからだんだんと道が狭くなりはじめ、場所によってはかなり狭路になっていたりします。ここからは車の走行量の割に道が整備されてなく、ブラインド・カーブも多いので走行には注意が必要です。

 道の駅から30分ほど走ると、今日の最初の目的地の谷瀬の吊橋に到着しました。

 

 
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[3] 谷瀬の吊橋
 看板によると、日本一の吊橋だそうです。まあ日本一というのはわかりませんが、西日本一ぐらいはあるんではないでしょうか?
 結構太いワイヤーで吊られたしっかりとした吊橋なのですが、これがかなり怖いんですねぇ。不安な揺れ方をしてくれます。まあ、一度渡ってみてください。私としては・・・・・、少し風の強い日はご遠慮したいところです。
 
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[4] 吊橋の駐車場
 関西一円それに西日本一帯からライダー達が集まってきていました。いやぁ、ここは予想外にライダーに人気があるようですね。でも、その割には橋を渡っている人は少なかったようですが。
 みんな橋を見に来たというより、駐車場でのおしゃべりを楽しみに来たという感じでした。


 私は5年前の紀伊ツーリングの時にはすぐ近くの月谷キャンプ場でキャンプまでしたのですが、この時は谷瀬の吊橋には訪れませんでした。当時はあまり知名度も高くなく、たいしたものではないと思っていたのです。
 でもそれ以降、バイク雑誌や他人のツーリング・レポートでこの吊橋が紹介されているのをみると、行っておけばよかったのかなぁなんてちょっと後悔していました。そこで、今回は一番にここに行ってみることにしたのです。

 実際に見た感じでは、確かに山間部の吊橋としてはかなり大きいと思います。九州、四国でもここまで長いのはなかったと思います。それに渡った時のスリルもなかなかでしたしね。
 ただ、ちょっと観光地化されすぎているかなというところが残念ですかね。まあ、一度は訪ねてみるといいかと思いますが。

 とりあえず吊橋を一回渡って、駐車場に戻ってくるとすぐに出発しました。
 ところで谷瀬の吊橋を出発したあたりから、雲行きがすこしあやしくなってはいたのです。そしてこの後、今回の紀伊半島ではただ一回の雨に降られてしまいました。雨が振り始めても少しは走ってみたのですが、さすがに風屋ダムのあたりでガマンができなくなり、しばらく道端の樹の下で雨宿りをしていました。
 それでも雨宿りしていたのは20分ぐらいでした。幸運にも通り雨だったらしく、割と早く再出発することができました。カッパを出す必要もなかったですし。

 R168を折立まで走るとそこから左折し、舗装された林道を通って玉置山へと向かいました。玉置山山頂付近では玉置神社にも寄ってみましたが、こちら苦労して辿り着いた割にはいまひとつでした。実は前に聞いていた別の神社と勘違いしていたのです。

 玉置山からはまたまた山深い道を走り瀞八丁の方へと抜けましたが、ここでちょと面白いモノに出会えました。みなさんお馴染みの赤いバイクの郵便配達が、前後数kmは人家のない山の中でパンクしていたのですね。
 それでもってこの郵便配達、年齢は40才前後ぐらいのおじさんでしたが、道端でパンクした前輪を外して、チューブを抜き出してしっかりと修理しておりました。足元にはタイヤ・レバーをはじめとした立派なツールが一式。オフロード・ライダーでもパンク修理はなかなかやっかいなのに、この郵便配達の人は慣れた様子で修理していました。
 さすが山深い紀伊半島で郵便を配達する人達は、バイクのパンク修理も必須技術のひとつなんでしょうね。パンク修理ひとつまともにできそうもない私は、しばし反省しました。

 パンク修理の郵便配達さんからさらに数kmほど山道を走り、R169に合流して田戸トンネルをくぐって上瀞方面へと向かいました。
 この田戸トンネルは、結構長いくせになんとトンネルの幅が普通車の1.2車線ぐらいしかありません。だから間違ってこの中で車で離合なんてことになると、ちょっと困ったハメになります。バイクでも相手が中大型トラックだと同じように困ることになるので、入る時にはトンネルの先を十分に確認してからにしましょう。まあ、トンネル内に離合場所が一個所ぐらいはあったと記憶しているのですが、それでもバイクだからって安心しないほうがよさそうですよ。

 R169を田戸トンネルから東野トンネルと越えて、そこから右折して小松から赤木川沿いを通って県道40号へと抜けました。さらに県道40号から県道765号へと入り、そこから丸山千枚田と向かいました。

 千枚田というのは西日本一帯にけっこうあるもので、私が知っているところでは四国、滋賀、能登半島なんかにあります。そしてこの紀伊半島では、今回行った丸山千枚田が有名です。
 ここの千枚田はかなり整備されていて、小さな田んぼまできれいに保存されています。

 千枚田ではちょうど田植え準備のシーズンで、耕した田に今年初めての水を入れたところでした。実は私は、偶然にも千枚田が一番きれいにみれる時期にやってきていたのです。特に夕方は、西に向いた水田が夕日を反射して最も千枚田が映える時間帯でした。これはラッキーでしたね。
 ただ、この千枚田がきれいに見えるシーズンは皆さんもよくご存知のようで、私が行った時には展望台はアマチュア・カメラマンの方々が十数人も来ていました。三脚も乱立していて、その上には高価そうなレンズをつけた一眼レフが載っています。
 いやぁ、アマチュア・カメラマンの方々もいいシーンを撮るために、なかなか競争が厳しいようです。ヽ(^。^)

 丸山千枚田でちょっと一服。夕日に映える水田を楽しんでから、本日の一夜の宿を求めてここを出発しました。


 
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[5] 丸山千枚田
 千枚田の真ん中辺りにある展望台からの撮影です。ひとつひとつの田んぼの水面が鏡のように輝いて、とてもきれいでした。
 丸山千枚田はよく保存されていて、棚田もほとんど崩れていませんでした。少し観光地化されすぎているかなとは感じましたが、それでも観光地化で千枚田が保存されるなら、それもいいかなと思いました。
 
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[6] 上瀞近くの橋
 田戸トンネルを出たところ、上瀞近くにあるR169の橋です。
 これがまた、なかなかすごいところに架かっている橋なのです。橋の上から下の川面まではかなりの高さがあります。あまりに高いので樹木に邪魔されて川面がまったく見えませんからはっきりしたところはわかりませんが、高さは100m近いのではないでしょうか。
 しかもこの橋の欄干がまた低いのです。まちがっても、こんなところでコースアウトして落ちたくはないですね。橋を渡るだけで、ちょっとしたスリリングな気分が味わえますよ。
 
ln99gw07.jpg [7] 国道と県道の表示
 紀伊半島ではなぜかガードレールに国道、県道の表示があります。これは、紀伊半島以外ではあまり見かけないのではないでしょうか。
 まあ普通のポールの表示は折れたり、倒れたりして見えない場合が多いので、こうやってガードレールに表示するのはうまい方法だと思います。ただし、国道、県道ごとにガードレール(端の部分だけだけど)は特注しないといけませんね・・・・。
 撮影したのは、丸山千枚田の近くの県道780号線です。