◆◆◆ 川湯温泉 ◆◆◆

 丸山千枚田からR311へ出て、そこから西へと向かいます。ここらは5年前に何回か走ったルートで、今でもほとんど様相が変わっていませんでした。
 特に、川根からR169と合流する上地あたりまでは未だにまだ整備されてなくって、1.5車線の細いクネクネとした道が続きます。この辺が整備されると、ここらももっとアクセスしやすくなるんですがねぇ。

 R169/R311共通ルートで宮井大橋まで出て、そこでこんどはR168/R311共通ルートで請川まで行きます。
 ところでいま、こうやってルートマップを見直してみると、ここらは二つ以上の国道の共通ルートが多くて、ちょっと国道表示が複雑ですねぇ。こうやってレポートを書こうとすると、表現がなかなかやっかいです。
 でも思い出してみると、走っていた時はひとつしか表示がなかったと思います。どうなっているんでしょうね? まあ、いいですケド。

 請川でR168/R311から県道45号に入り、川湯野営場(木魂の里)へと向かいました。時間的にはキャンプ・インするにはちょっと早い時間かなっとも思いましたが、この時期のキャンプ場はきっと混んでいるでしょうし、できれば早めに場所取りしておいた方がいいんじゃないかと考えたのです。
 で、実際にキャンプ場に行ってみると・・・・・、これが私が考えていた以上にテントで溢れかえっていました。さすが有名どころのキャンプ場です。

 まあそれでもなんとかならないかと思い、とにかく受付まで行ってみると、いかにもアルバイトの大学生という感じのお兄さんが出てきて、
 「ご覧のように、もう一杯です。ご自分で探してみて、キャンプできそうな場所が見つかったら利用料を払いに来てください」
 とのこと。まあ管理人が人手不足気味とはいえ、なんとまあいいかげんなお言葉。確かにキャンパーも溢れかえっていますし、こうなるのも仕方ないかなという面はありましたが。
 本来のキャンプ場である河原をぐるっとしてみましたが、さすがに河原はほとんど場所が空いていません。それでも駐車場の片隅に比較的空いている場所を見つけたので、そこにテントを設営することにしました。

 

 
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[8] 川湯野営場(木魂の里)
 このキャンプ場は川湯温泉に近いというコトもあって、ライダーの間では結構人気があるようです。ツーリング雑誌や個人のツーリング・レポートなんかで、よく紹介されています。
 GWは人が混んでいていまひとつでしたが、設備としては悪くはないです。利用料も¥700とまあ許せる範囲です。
 ただし、シーズン中は早めに来て場所をきちんと確保しないと、すぐにテントが張れるところがなくなります。

 

 とりあえずテントを設営しておいてその中に貴重品以外を放り込むと、またまたRaidで出発。まずはR168/R311まで出て、食料品の調達しました。この日の食事は、ビールとカレーライスと焼餃子でした。
 食料品を調達してからは本宮町中央まで走り、そこでガソリンを補給。自分の前にまずはバイクに食わせてあげるのです。ちなみにこの時のGSは5年前にも何回かガソリンを補給したところでした。本当に5年前に比べてほとんど変わっていませんでした。たぶん、ガソリンを入れた人も同じ人だったと思います。

 それから、いよいよここでのおめあての川湯温泉へと向かいました。
 時期が外れているので仙人風呂とはいきませんが、それでも公衆浴場はあるとのこと。関西のライダーの間では一度は行ってみるべしと云われている、川湯温泉に入りに行きました。

 川湯温泉の街中をざっとバイクで流してみますと、公衆浴場は小さなものがひとつあるだけ。あとは結構大きなホテル、旅館ばかりで、お湯だけ入りにという感じではありませんでした。
 まあこの公衆浴場。外見はいまひとつなのですが、値段は銭湯並ということで、なかなか悪くはありませんでしたが。

 ちなみに川湯温泉の本当の温泉場は、実はこの銭湯や旅館ではなく、それらの前を流れる大塔川の河原なのです。ここは河原を掘ればそこが温泉になるというなかなか珍しいところで、その名の通り川湯なわけですね。。
 冬場はこの河原を大規模に掘って仙人風呂(千人風呂)を作るのがここらでは有名です。本当はこの仙人風呂の時期に来たいと思っているのですが、これをやってる11〜2月ではさすがにツーリングはちと辛いです。しかたないので、とりあえず場所だけは一度でも見ておこうと思っていたのです。

 で、実は河原にも露天風呂がいくつか並んでいたのですが、私が行った時にはほとんど誰も入っている雰囲気ではありませんでした。だから、この時は素直に公衆浴場に入りに行ったのです。
 河原温泉の泉質はほぼ単純泉です。普通のお風呂に近い感じでした。でも、ツーリング先での温泉っていうのは、それだけで普通のお風呂とは違うありがたみっていうものがありますよね。

 

 
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[9] 川湯温泉の公衆浴場
 川湯温泉の唯一?の公衆浴場。気のよさそうな老夫婦がお店番をしていました。中はごくごく普通の銭湯でした。ちょっと狭い方かなというところです。
 私以外にもXRの二人連れライダーがやってきていました。また前述のキャンプ場から歩いて5〜10分の距離なので、そこから歩いてくる人達も多いようでした。
 欠点は駐車場がないところかな。バイクは道路脇に停めるしかないのですが、道幅がそれほど広くないので、もし行った時は邪魔にならないように路肩ぎりぎりにきちんと並べましょうね。
 
[10] 大塔川の河原
 この河原を掘ると、温泉が湧いてくるそうです。とてもそうは見えないんですけど。
 遠くにちらりと見える人影あたりの場所で、毎年仙人風呂(千人風呂)が作られているそうです。
 
[11] 渡瀬温泉の大露天風呂
 川湯温泉から車で5分ほどのところにある渡瀬温泉大露天風呂です。なんでも関西一の大きさということで、最近とみに人気があるとか。
 2日目の夕方に入ってみましたが、確かにここの広さは特筆物でした。普通の温泉宿のお風呂場の優に3〜4倍はあるんではないでしょうか。一番大きな露天風呂は、テニスコート一面分ぐらいあったような。他にも泉質の違う露天風呂が、3、4つあります。さらに内風呂もひとつ。すごいもんです。
 ただしその分入浴客も多くて、ゆっくり入るという感じはあんまり楽しめませんね。
 


 川湯温泉の公衆浴場でお湯を楽しんだ後は、キャンプ場に戻って今夜の食事の支度に取り掛かりました。
 この時、お隣にテントを張っていた尼崎の二人連れと、反対方向の二つほど隣にいた横浜のソロライダーと意気投合し、その夜は一緒に飲み騒ぐことに。いろいろと話しているうちにわかったことですが、この関西のライダー達はまだバイクに乗り始めてあまり経ってなく、ツーリングも数回目らしかったようです。おかげで、4人の中では私が一番、紀伊半島を走っているようで、その分いろいろと紀伊半島のツーリング・スポットの話をすることになりました。

 この夜も本当に楽しかったです。あれよあれよという間に時間が過ぎて、気がつくと11時をとうに過ぎていました。まわりもみんなテントの中のようでしたし、これ以上は翌日に響きそうだったので、この日は11時過ぎにお開きになりました。
 私はというと、そそくさと洗い物だけすませて、早々に寝袋の中へと潜り込みました。しばらくは宴会の余韻で目が冴えていたものの、小1時間もしないうちに夢の中へ。川のせせらぎを聞きながら、ぐっすりと寝ていました。

 

◆◆◆ 湯ノ峰温泉、つぼ湯 ◆◆◆

 一夜明けて、明朝は6時半ぐらいに起床。昨晩、飲み騒いでいたにしては、まあまあの起床時間かなというところです。お隣はまだテントの中のようです。
 缶コーヒーと菓子パンで朝食を済ませて、さっさと撤収準備に。少しばっかり片づけに早く取り掛かっていた横浜のライダーがまず出発し、私は8時ぐらいにこのキャンプ場を出発しました。
 ちなみにお隣の関西ライダーは、私がテントを片づけている時に朝食の準備をしていて、私が出発の頃はようやく朝食を終えたぐらいでした。彼らの出発は、たぶん9時を過ぎていたと思います。

 朝一番で向かったのは、つぼ湯で有名な湯ノ峰温泉です。途中、上で紹介した渡瀬温泉の大露天風呂をちょっと偵察して写真撮影した後、これでも国道か?というような細い道をしばらく走ると、山の中にぽっかりと温泉街が現れました。
 湯ノ峰温泉の町並みは大きくなく小さくなくちょうどいいぐらいの大きさで、いかにも古くからの温泉街という感じで、いい雰囲気を醸し出しています。たぶんGWなんかでは無理でしょうが、もし宿が取れるなら、ここで一泊するのはなかなかいいなぁと感じました。
 実はちょうど私がバイクを停めた時に、近くのいい感じの宿からBMWとZZ−Rの二人組のライダーが出てきたのです。ちょっと年配のライダー達でしたが、こういう宿を取ってのツーリングもいいなぁと思わせてくれるものでした。

 湯ノ峰温泉に到着すると、まずは有名なつぼ湯を探します。このつぼ湯はツーリング雑誌各誌でかならず写真が載っているやつで、「1日に7度、湯の色が変わる」温泉だそうです。ただし画像でみるとちょっとわかりにくのですが、湯船は一人が入ればいっぱいの大きさしかありません。そのため、同時に入るにはせいぜい一人か二人までが精一杯。おまけに割と有名なところなので、入浴希望者はいつも行列を作って待っているようです。
 私が行った時もちょうど入浴を申し込んでいる人がいたので、受付との会話を聞いていると、もう3、4組が並んでいて入浴できるまでに1時間以上は待たないといけないとのこと。実は私も入ろうかと思っていたのですが、この会話を聞いてヤメにして、とりあえず写真撮影だけをしておきました。

 ところで、このつぼ湯で無事復活したといわれる小栗判官という人を、皆さんはご存知でしょうか? わたしはというと、まったく知りませんでした。(^^ゞ
 歴史の教科書にも出てきていませんよねぇ?
 たぶん関西では有名な人なのかもしれませんが、根っからの九州人の私にはこの伝説はあまり馴染みのないものです。そおゆうことで、この伝説に詳しい人がいらっしゃいましたら、ぜひ私に電子メールしてやってくださいな。


 
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[12] つぼ湯
 小栗判官復活で有名なつぼ湯です。この小屋の中に、人ひとりがやっと入れるほどの小さな湯船があるそうです。
 よく見るとわかるのですが、このつぼ湯は街の中央を流れる小川の中にあります。すぐ左にあるのが道で、道よりもさらに一段下にあるのがわかるでしょうか?
 だからたぶん、大雨で川の水位が上がった時はこの温泉は入浴不可になるんでしょうね。
 
[13] 湯筒(地蔵)
 湯ノ峰温泉のほぼ中央にある湯筒地蔵の前にある湯筒です。ここもつぼ湯と同じく小川の河原にあり、道端から石段で降りられるようになっています。
 湯筒は街中というのに90度の熱湯が湧き出しており、観光客が野菜なんかを茹でたり、温泉卵を作っていたりしていました。画像でも卵を包んだ赤い網の袋が見えると思います。
 
[14] 私の作ったの温泉卵
 湯筒で私が作ってみた温泉卵です。茹で時間はほぼ13分というところですか。売店では15分と云われたのですがちょっと早めに引き上げたところ、黄身がすこ〜し半熟状態のなかなかの出来具合となりました。
 我ながら、大成功!
 
[15] 日本一小さい日曜朝市!?
 日本一小さい日曜朝市だそうです。この看板の横で、おばあさんが一人で野菜なんかを広げていました。一人しか売り手がいない状態で市場と呼べるかどうかは疑問がありますけれど。
 きっと冗談で看板を出していると思うのですが、それにしてはなんか真面目な字で書いてあると思いませんか?


 さて、つぼ湯を撮影は済んだのですが、これでさっさと出発というのも芸もありませんし、何よりまだ時間も9時過ぎというところで、あわててバイクに跨る気にもなれませんでした。で、ふと横をみると、何やら温泉らしきもので卵を茹でているではありませんか。名物の温泉卵と思って売っているところを探したのですが、これがどこにも見つかりません。
 それで朝市のおばあさんにどこで売っているか訊ねたところ、なんと生卵を買って自分で作るとのこと。これはこれはと思いながら、さっそくすぐ横の売店で生卵を買って私もチャレンジしてみることにしました。
 ところで、この生卵。いくら地卵とはいえ、5個で200円は暴利すぎるんじゃないかい?

 この温泉卵を作っていたのが湯筒と呼ばれる場所で、横に祭られている小さな地蔵尊が湯筒地蔵です。
 湯筒では90度のお湯がこんこんと湧き出て、あふれたお湯が横の小川に流れ込んでいました。湯筒に入れるのは卵に限らず、サツマイモやとうもろこしなんかも茹でられていました。きっと、近くの旅館の湯治客が入れたものだと思います。

 温泉卵を作るには約15分ほどお湯につけます。私が作ったのはなかなかの成功作で、みごとに黄身は半熟状態でした。缶ウーロン茶とこの温泉卵で本日2回目の朝食に。さらに残ったゆで卵は、この日の夕食のおかずにするためバッグの奥に割れないようにしまい込みました。

 さて温泉卵を賞味し終わったところで、湯ノ峰温泉は出発。
 R168へ出て、一路新宮市へと向かいました。