
湯ノ峰温泉からR168へ出て、新宮へと向かいます。
途中、瀞峡めぐりのウォータージェット船発着場を左に見ながら、先を急ぎました。十津川水面にはそのウォータージェット船が白い軌跡を描いていて、私と反対方向の上流方向へ進んで行っていました。
私は新宮まで走ると、そこからはR42を右折して那智へと向かいました。
目的地の熊野那智大社は、R42沿いのJR那智駅からさらに山手に4〜5kmほど入ったところにあります。R42から県道に入り、しばらく田園風景を走るとやがてカーブの続く山道となります。そのうち、自動車道に沿って熊野古道の遊歩道が現われると、熊野那智大社はすぐそこです。
熊野那智大社を訪ねるのはこれで2回目なのですが、今回は別の意図があってやってきました。実は今回はこの熊野那智大社と熊野速玉神社、熊野本宮大社をまいって、ぜひとも熊野三山参りをやってみようと思っていたのです。
でもまあそうでなくても、那智の大滝は何回見に来てもいいなぁと思いますけれど。
バイクを道端に停めると、まずは熊野那智大社の本堂へ。門前の急な石段を登り始めたのですが、これがなかなかきつかったです。琴平の石段とまではいかないですが、それでもふもとのお土産屋では竹製の杖を貸していたぐらいです。かなりの傾斜で200段ぐらいある石段でした。
長い石段を登り切った右手に本堂があります。左手にはなぜか酒樽が数十個ケースに入れられて奉納されていました。あれっ? 那智大社ってお酒の神様だったかなと思いました。
本宮でお賽銭を上げてお参りした後は、まずは本宮横の展望台から那智の滝を見物しました。滝を見ながら煙草に火をつけて、石段で少し激しくなっていた息を整え。そして煙草で一服してから三重の塔の横の車道を通って、那智の滝の滝壷へと向かいました。
車道から鳥居をくぐって少し杉林の中の歩道を歩くと、那智の滝の滝壷に行けます。ここの歩道の周りの杉は樹齢がかなり経っているようで太く、なかなかの見ごたえがあります。ちょっと杉をじっくり見てみるのもいいものですよ。
そして那智の滝の滝壷のすぐ横には、飛瀧神社があります。この神社は熊野那智大社の別宮にあたり、那智の滝をご神体としているそうです。ここまでくるとかなり滝壷に近づいていて、ひっきりなしに滝の飛翔が身体中にかかります。さらに目の前にはでっかい滝がそびえたち、那智の滝の大きさをたっぷりと味わうことができました。
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[16] 熊野那智大社の本宮 門前の長い石段を登ると、右手に本宮があります。たくさんの観光客がひっきりなしにお参りしていました。 面白いことに、この本宮のすぐ横には那智山青岸渡寺というお寺があるのです。こちらにもたくさんの参拝客が訪れていましたね。この熊野那智大社のように神社とお寺がペアになったところというは全国にかなりあるようなのですが、これはやっぱり神仏分離の歴史的な背景かなにかがあるんでしょうね。歴史に疎い私には、ちょっとわかりませんけれど。 |
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[17] 那智の滝 日本三大名瀑のひとつ。日光、華厳の滝と並んで、日本を代表する滝の(個人的には思っている)那智の滝です。滝の高さ133mは日本一で、紀伊半島のシンボルともいえるものだと思います。 |
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[18] 門前の石段 熊野那智大社に上る門前の石段です。これがまた急なんですわな。 昔ここをオフロードブーツで登って辛い目にあったことがあります。くれぐれも歩きやすい靴で登ることをお勧めしますよ。 |
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[19] 石段の途中の段数表示 石段の2/3ぐらい登った所に、赤ペンキで乱雑に170段と書かれています。 なんか私だけかもしれませんが、この段数を見たらよりいっそう疲れたような気になりました。もうちょっと、ウィットが欲しかったところです。 |
那智の滝を間近で見学してから、車道に戻ってそばのお土産屋でお買い物。一番紀伊半島らしいと思うここで、お土産を買うことにしました。
そして買ったお土産を荷物に押し込むと、熊野那智大社を出発。さきほど来た道を戻って、新宮市に戻ることにしました。
熊野那智大社からR42に戻り、約10km程度を北上して新宮の街まで戻ってきました。お昼まではまだ少し時間があったので、まずは浮島の森に行ってみることにしました。
浮島の森は正確な名前は「新宮藺沢(いのさわ)浮島植物群落」といい、国指定天然記念物となっています。国指定天然記念物というぐらいですから、やっぱりそれなりには珍しいものなんですね。でも正直なところ、実際にみるととてもそんな感じには見えないです。はい。
しかも、また本当になんでこんなとこにと思うような住宅地の真ん中にありますしねぇ。
この浮島の森は、樹木などの植物が堆積し泥炭になったところにメタンガスが発生し、そのガスが溜まったために泥炭の島が水に浮いているものだそうです。現在の浮島は周囲約300mほどの森で、スギやヤマモモ、クスノキなどが生い茂っています。周囲と島の中に遊歩道が整備されていて、この遊歩道を通って浮島を見学することができます。
この浮島、人が乗って揺らすことができるらしいのですが、私がやってみてもほとんど揺れませんでした。だいぶメタンガスも減ってきてるんですかねぇ?(そんなこと、ないだろうけど)
さて、そうこうしている間にちょうどお昼にいい時間になりました。そこでここの名物のめはりずしをひとつ食べに行くことにしました。めはりずしは道の駅とかお土産屋とかあちこちで売られているのですが、やっぱり一番有名なのは新宮の総本家めはりやです。
どうせ新宮まで来たのですから、やはりここはめはりやで食べてみたいものです。浮島の森の受付をやっていた人の好さそうな老夫婦にめはりやの場所を聞いたところ、親切に道筋を教えてくれました。「すぐにみつかるよ」とのおじいさんの話に「ありがとうございました」と感謝を述べて、さっそくRaidにまたがってお店を探しにでかけたのですが。ところが・・・・・
受付のおばあさんの説明が悪かったのか、私がどこかで聞き間違いをしたのかよくわかりませんが、云われた通りに走ってもぜ〜んぜんお目当てのめはりやは現われてきません。結局、30分ぐらい市街をあちこちと走り続けてようやく見つけました。いやぁ、私が考えていたところよりも90度違う方向にあったんですねぇ。これじゃ、わからなかったはずです。まったくぅ。
まあそれでもなんとかお店を見つけたので、さっそく入ってみました。でもこの30分の遅れが大きかったんでしょうねぇ。店内はちょうどお昼タイムでお客がいっぱいです。お客のほとんどが、観光客のようでしたが。
なんとかカウンターに席は確保したものの、めはりずしが用意できるまで小1時間はかかるよなんて云われてしまいました。う〜ん、それはなぁ・・・とは思いましたが、ここまで来たのですからやっぱりあきらめる気にはなれません。腹を括って食べていくことにしました。
注文したのがめはりずしだけだったせいでしょうが、実際には小1時間も待たずに30分ぐらいでありつくことができました。実物は下の画像を見ていただくとして、食べてみた感想はなかなか美味しかったです。なにせ福岡は高菜の本場ですから、このめはりずしの味はまったく慣れ親しんだものなんですな。福岡の人間ならまず口に合うと思いますから、ぜひ南紀に行った時は試して欲しいものです。
一皿食べてもうひとつ追加しようかとも考えたのですが、さすがにまた待つのもなんでしたし。なにより入りきれないお客が行列を作って待っていたので、ここは早々に引き上げることにしました。うん、できたらもうちょっとゆっくりと食べたかったですね。
めはりやを後にしたのですが、さすがにめはりずし一皿ではいまひとつお腹が満足するまでは行きません。そこで新宮のもうひとつの名物すしの、さんまずしを買いにいくことにしました。こちらはツーリング雑誌で寿司のいながきが美味しいと紹介されていましたから、こちらに行くことにします。
寿司のいながきはR42沿いにあるので、総本家めはりやと違ってすぐに見つけることができました。
ただこちらは、おばあさんが一人で切り盛りしているお店らしくて、お客の注文に生産が追いついていっていないという感じでした。私が買いに行った時も3、4人のお客さんがお寿司を待っている状態で、自分の分を買うまでに20分ぐらいは待たされました。
う〜ん、なかなか人気のあるお店のようですし。もう一人、二人は従業員がいてもいいんじゃないですかねぇ。もしこのお店でさんまずしを買おうと思ったら、できればお昼の混む時間を避けたほうが無難なようですねぇ。
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| [20] 浮島の森 これを見ると、いかにも山の中という感じがしますが、さにあらず、これがまたびっくりするような街中にあります。ちょっとロングで撮影するのが難しかったので、こんなカットになってしまいましたが。 メタンガスで島が浮いているというのはとても珍しい現象だと思いますし、さすがに天然記念物なんでしょうねぇ。ただ、ちょっと見た限りではそんな風には思えなんですけど。 |
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[21] 総本家めはりや 新宮の街中。R42から少し海側に入ったところにあります。お店は目立つのですが、まわりやR42には看板の類はありませんので、ちょっと探しにくいお店かもしれませんね。 中は10人ほど座れるカウンターと8人ぐらい座れるお座敷があったと記憶しています。 |
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[22] めはりずし これが噂のめはりずしです。高菜の一枚葉でご飯を巻いたもので、高菜にはあらかじめ醤油味がつけてあります。ひとつがかなり大きくて、目をみはってたべるからめはりずしと呼ばれるようになったというのが由来だとか。「どうぞ目をみはって食べてください」とは、めはりやの女将さんの弁でした。 ひとつが大人の握りこぶし大ほどありますから、まあ大きいほうでしょう。女性なら一皿でお腹がいっぱいになるかもしれませんね。 |
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[23] いながきのさんまずし ごらんのような、サンマの姿寿司です。さんまの食感が適度に弾力があって、なかなか美味しかったです。 寿司のいながきは基本的には持ち帰り専門なので、店内にお寿司を食べるスペースはほとんどありません。一度包んでもらってから、キャンプ場や適当な観光地で食べるといいと思います。 |
寿司のいながきでさんまずしを買った後は、その足で熊野速玉神社へと向かいました。
この熊野速玉神社は、那智大社や本宮大社に比べるといまひとつマイナーな感じがして、あまりライダーが来る場所ではないようです。かく云う私も三山参りという目的がなかったら、ここを参拝したかどうかわからないところですね。私が行った時も、ライダーは私一人でした。観光客も那智大社に比べると半分以下というところでした。まったくいないというわけではないのですが、それでもなんとなくさみしかったりして。
でも、痩せても枯れても熊野三山のひとつで、他の二社にまけない立派な神社のはずなんです。だから那智大社や本宮大社を参拝した人は、ぜひともここも参拝して三山参りを完成させて欲しいものです。うん、仲間はずれはやっぱりよくない!
お土産屋なんかはほとんどなくって少し寂しいですけれど、でも社はそれなりにりっぱですしね。
さて私も熊野速玉神社でしっかりお参りをすませると、次はいよいよ熊野三山の中心的存在、最後の熊野本宮へと向かいまいした。
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| [24] 熊野速玉神社 熊野速玉神社はご覧のように朱塗りの立派な社を持つ神社です。熊野三山のひとつですから、十分神格も高い神社のはずなんですが・・・・・。いまひとつマイナーですねぇ。ツーリング雑誌なんかでもあまり取り上げませんし。 そのためでしょうか、参拝客もいないことはないんですが、他の二社に比べるとやっぱり少なかったりして。なんでこう違うんでしょうか? だからといってはないんですが、私のHPでは熊野速玉神社もしっかり応援、紹介します。(画像1枚しかないけどね・・・・) ライダーの皆さん、熊野速玉神社にもしっかり車輪を向けてあげてやってくださいな。ヾ(^^)/ |
