
新宮市を出てからまたまたR168で本宮町へと向かいます。しかしこのR168(R311)は、南紀に行くたびに5回以上走っています。ここらでは一番重要なルートであるということなのですが、それは私だけでなくここらを訪れる観光客にとっても同じことなんですね。 だから、その分交通量も多いということです。渋滞なんかも多いですから、気をつける必要がありますね。
朝出発した川湯温泉や湯ノ峰温泉への分岐を通り過ぎて、本宮の町中に入るとすぐ左手に熊野本宮大社が見えてきます。
ここも熊野那智大社と同じように観光名所として有名ですので、駐車場には大型バスや他府県ナンバーの自家用車が溢れていました。ライダーも3、4人ぐらい来ているようで、バイクが停めてありました。(ん、ちょっと少ないかな?)
駐車場から「熊野権現」の金色の文字がかかる大鳥居をくぐると、急な石段が観光者を待っています。この熊野本宮大社も那智大社と同じように、長い石段を登ったところにお社があるのでこの石段を登らないといけないのですが、那智、新宮と半日歩いてきた私にはこの石段はなかなか辛かったです。
少し痛みはじめた足の裏をがまんしながら石段を登ると、そこに熊野本宮大社のお社が現われました。
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[25] 熊野本宮大社 熊野本宮大社のお社です。熊野那智大社や熊野速玉大社の朱塗りの社に対して、ここだけは木肌がそのままの造りになっています。そのためか、時代の重みがよりお社を荘厳に見せているような気がします。 その造りのりっぱさは、いかにも熊野の中心という感じがしました。 |
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[26] 意味不明の旗たち お社の入り口付近にあった、意味不明??な旗です。お土産屋でよく売っている記念の旗なのですが、なぜかここではこうやって一ヶ所に地面に立ててありました。 これって何かの祈願とか、祈願成就のお礼とかの意味があるんでしょうか? 私もはじめて見ました。 |
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[27] 階段の看板 ここでもしっかり段数を教えてくれる看板が出ていました。まあ、こちらは残り段数でしたけどね。とにもかくにも、熊野大社の人達って、こ〜ゆう看板が好きなんですかねぇ。いやはや。 それともうひとつ。「御遠方”ようこそ”御参拝です」って、なんか日本語がおかしくない? |
熊野本宮大社にお参りして、熊野三山参りは完了です。これで御利益3倍の二乗で9倍って・・・・・、そうは簡単に問屋が卸さないでしょうけどねぇ。
そうはいってもみっつともきちんと参ると、それなりにお参りしたなぁという気にもなります。
ところでこの熊野本宮大社の看板であらためて知ったのですが、3本足で有名な八咫烏(やたがらす)は、熊野ゆかりの霊獣だったんですねぇ。私はしっかりもうひとつの高野山関連と思い込んでいたのですが、いやぁとんだ勘違いでした。
さらに、この八咫烏はJリーグのマークとしても使われているんですね。いやぁ、云われてみればそうなんですが、いまの今迄気づきませんでした。
熊野三山参りを完遂したので、次は久々に紀伊半島の林道を走りに行くことにしました。実は今回のツーリングではあちこち見てまわりたい所が多くて、林道には2本しかはしっておらず、しかも計画して行ったのはこの林道1本だけでした。
林道王国の紀伊半島に3日もいて林道2本だけというのもちょっと寂しい気もするのですが、まあそういうツーリングもあるということですね。
ここで向かったのは大塔林道でした。この林道は南紀の林道では割と有名処で、オフロード雑誌なんかではよく紹介されています。熊野本宮からも近くて、一番アプローチしやすかったですしね。
熊野本宮から川湯温泉に戻り、トンネル横の細い県道を入っていきます。この県道が大塔林道への1本道で、まっすぐこのまま走るとやがて未舗装路となり、大塔林道となります。大塔林道は画像でも紹介しているような素掘りのトンネルが続く、どちらかというとちょっと荒れているかなという感じの林道です。
でもまあ、荒れているといっても荷物満載の私が余裕で走れた道ですので、普通のオフロードバイクなら初心者でも十分に楽しめるところだと思います。
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[28] 南紀の山々 大塔林道の途中で撮影した熊野の山々です。 南紀の山は本当に地形が険しく、深い森が続いています。私の知っている限りでは四国の剣山周辺とこの南紀が、山の険しさの双璧を成すと思っています。 |
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[29] 素掘りのトンネル 大塔林道にはこのような素掘りのトンネルが、4、5ヶ所あります。一本ゞのトンネルの長さはそれほどでもないのですが、素掘りの荒っぽい岩肌がなんとなく迫力を感じさせてくれます。 ただトンネルの中はほとんどが水溜まりになっていて、予想外に深いくぼみやわだちになっている場合があるので、注意しながら走った方がよさそうです。 |
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[30] ホイホイ坂林道 大塔林道の途中から分岐している林道です。名前がおもしろいので撮影してきました。時間が無いので残念ながら走ることができませんでしたが、名前の割にハードなんでしょうねぇ。(^^ それと南紀にはここや林道ムジ屋敷線など、面白い名前の林道が多そうです。一度じっくりと調べてみると面白いかもしれません。 |
大塔林道もかなり舗装化が進んでいるようで、マップに比べて前後1kmぐらいは未舗装路区間が短くなっている感じでした。走っていて、もうちょっとあるかなぁと思ったところでオフロードは終了。すぐに人家のあるところまで着いてしまいました。
なお、マップでは「急坂、亀裂多くハード」と記載されていましたが、実際に走った感想ではそれほどハードではないです。普通のオフロード・バイクならそれほど苦なく走ることができますから、ルートを心配する必要はなさそうですよ。
大塔林道を抜けると、富里でR371に合流しました。ここでマップに出ていた富里温泉、乙女の湯のを探してみるのですが、これが見つかりません。国道沿いに看板まで出ていたのですが、とうとう温泉場は見つからずじまいでした。う〜ん、もうちょっと分かりやすく看板なんかだしてくれると、嬉しかったんですが。
でも、まあ仕方がないのでそのままR371を中辺路町方向に走りました。
最初の予定ではR371を峰まで走り、そこからR311を熊野本宮方向にぐるっとまわって走る予定でした。しかしR371を3、4kmも走ると、その細さにちょっと唖然。ほとんど舗装された林道と変わらない道で、この道を10km以上も走るのは避けたいなと思いました。時間的にもきつかったですから。
そこで途中でR371を引き返し、県道271号を使って箸折峠方向に抜けることにしました。この県道もマップで見る限りはR371とそれほどかわらないかなと思いましたが距離的に半分でしたし、どうせ苦労するならこちらのほうがいいやと考えたのです。
ところが、この県道271号は意外と快適な道でした。まあ完全2車線の広さはありませんが、それでもR371より広いですし、なによりそれほどクネクネしていなくて、思ったよりも楽に走れました。これは、なかなかの発見でしたね。
とゆうことで、大塔林道や大塔村付近に西側からアプローチする時は、R371よりもこの県道からアクセスすることをお勧めしますよ。R371を苦労して走るより、ずっとマシな道です。
県道271号を通ると、十数分でR311にぶつかります。ここのR311は今は新道のバイパスになっていますが、その横を並行して走る旧道は昔の熊野古道のルートだったそうです。
そこでここからはR311の旧道を走り、熊野古道(中辺路)の史跡などを楽しむことにしました。
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[31] 熊野古道(中辺路) 熊野古道沿いの観光マップの前にて。 最近はこの熊野古道がちょっとしたブームのようで、中高年を中心とした観光客が増えているようです。それに伴って、中辺路町などの熊野古道沿いも整備が進んでいるようですね。 さらに今年(1999年)は南紀熊野体験博が開催されていて、訪れる観光客も格段に増えているようでした。 |
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[32] とがの木茶屋 中辺路の東側、野中の清水の近くにあるとがの木茶屋です。茅葺き屋根の昔ながらの造りの茶屋は、中世の熊野詣の気分に浸るにはぴったしです。 そのためか、中辺路の観光案内には必ずといっていいほどここの写真が使われているようですね。R311からかなり外れた斜面にありますから、気をつけて探さないとわからない所です。もし野中の清水の前を走っていってしまったら、この茶屋には辿りつけませんのでご注意を。 |
熊野古道(中辺路)をいろいろと見てまわる間に、いつの間にか時刻は夕方に近づいていました。ここでこの日の宿泊をどうしようかと考えました。マップにあるあちこちのキャンプ場をいろいろ考えたのですが、やっぱり前日と同じ川湯野営場(木魂の里)に戻ることにしたのです。
実は川湯野営場に戻れば、前日一緒に楽しんだ尼崎と横浜のライダー達もやってくると知っていたからです。いろいろなキャンプ場を楽しみたいという気持ちもあったのですが、前日の夜があまりにも楽しくって、ついつい川湯野営場へと向かってしまいました。
ちなみにこの日のキャンプのエピソードですが。
横浜のソロ・ライダーの到着があまりにも遅く、尼崎のライダーとこれは別のキャンプ場に行ってしまったかなと話していました。すると、夜の20時ぐらいになってようやく彼は現われました。
詳しく話を聞くと、なにやら道に迷ってとんでもない未舗装路を走ることになって遅れてしまったのこと。道の状況なんかを詳しく聞くと、これがなんと私が通った大塔林道だったようでした。私とは反対方向のルートで走ったようです。
しかし、彼のバイクはCBR600F。レーサーレプリカでないとはいえ、よくこのマシンでこけずにあの林道を走ったものです。思わずみんなで大笑いしちゃいました。
ついでにいっちゃうと、彼が林道に苦しんでいる時に、私はちょうど渡瀬温泉の大露天風呂でゆったりとお湯を楽しんでいたんですね。
う〜ん、ほんの数kmをはさんで思いは天国と地獄だったわけです。(ま、それほどのもんでもありませんが・・・・・(^^ゞ )
